クロイツェル
ヴァンパイア・ロードと呼ばれる純血の吸血鬼の名門。
血の繋がったものしかクロイツェルを名乗ることが出来ない。
そのため、婿養子や嫁に来たものはクロイツェルを名乗れない。
そのためラインハルトの父、ヴィルヘルムはクロイツェルを名乗れない。
親の名前を付ける風習があり、名前=父or母=祖父or祖母=フォン=クロイツェルとつける。
ラインハルトの名前は母と祖母からもらった。

〔例〕
 ラインハルト(名前)=エルツェ(母)=ファル(祖母)=フォン=クロイツェル
 エルツェ(名前)=ファル(母)=ヘルムート(祖父)=フォン=クロイツェル
 ファル(名前)=ヘルムート(父)=ヴィンツェンツ(祖父)=フォン=クロイツェル



悪の秘密結社・イングリム=アンクノーレン
古代言語で『怒りの牙』の意味を持つ。
クルト、エアハルト、ホルスト、グレーティア、ブリュンヒルト、アルトリートが設立した、
亜人の自由と権利を得るため人間と闘う組織。
ラインハルトは偶然クルトに会いこの組織の司令官にされる。
具体的な活動はラインハルトが来るまで何もしていなかった。



エーデルシュタインの街
ヴァイス国にある大きな工業都市。
ラインハルトたちが暮らしている街。
クルトたちの暮らしているボロアパートもこの街の東のはずれにある。
ラインハルトの義妹もここで暮らしている。
一番初めに悪の秘密結社・イングリム=アンクノーレンの起こす様々な騒動に巻き込まれる。
それなりに発展している大きな街。



科学兵器開発所
悪の秘密結社・イングリム=アンクノーレンが一番最初に襲撃した場所。
剣、銃器、戦車などの(亜人にとってはかなり物騒な)武器を開発している場所。
襲撃者はホルストとアルトリート。
エアハルトやグレーティア、ブリュンヒルトもサポートに出る。
亜人討伐ギルドの人間もいたためかなり苦戦。
そこをラインハルトが問答無用の古代魔術で殲滅。
任務としては失敗。
開発所は破壊を免れた。



錬金術
物質改変能力。
物の構造を変えられる。
ラインハルトは扱えないがクルトはこれを難なく扱える。
魔力のコントロールが緻密に行えないと物質の再構成が出来ない。
クルトはその辺に落ちているものを材料にして物を創る。
下っ端構成員もたくさん創っている。
基本的な命令を埋め込んでその通りに操る人形だ。
素材によって強度と能力が若干違う。
よく創るのはただで手に入る泥で創った泥構成員≠ニ、石で創った岩構成員=B
材料が手に入れば鉄構成員≠竍鋼構成員≠ネども創ったりする。



魔法
現在の亜人が扱える能力。
エアハルトは攻撃系と防御系のどちらも扱え、全ての属性を扱える。
グレーティアは水と氷の攻撃系、ブリュンヒルトは回復系と補助系が扱える。
ラインハルトを含め他の者には扱えない。



複合魔法
一度に二つ以上の魔法を扱うこと。
難しいので扱える者はそういない。



亜人討伐ギルド
亜人を殺すことに長けたプロフェッショナル集団。
亜人の天敵。
対亜人用に戦闘訓練をつんだ戦闘集団なため、一人一人が高い戦闘能力を誇る。
吸血鬼も倒せるつわもの。



魔術
現在は失われてしまった能力。
現在、これが行使できるのは吸血鬼ぐらい。
ラインハルトが得意としているメインの攻撃方法。
ラインハルトは攻撃だけでなく防御も補助もこなすが、回復だけは出来ない。
空間移動はラインハルトの十八番。
古代言語を紡ぎ、対象の足もとに魔術式を展開して発動させる。
現在主に使用されている魔法≠ニは威力が桁違いに違う。



金色の吸血鬼
五百年前にヴァイス国の北に位置する城郭都市ヴィントシュテルンを壊滅させた伝説の吸血鬼。
ようするにラインハルトの通称。
母親を殺されたラインハルトが怒って一夜にして壊滅させた。
魔眼を解放し、鎌を振り回し、人間を殺しまくった。
そして魔術を使って跡形もなく街を消し去った。
金の髪を持つ禍々しい吸血鬼が街を一人で消したという噂が流れる。
それがヴィントシュテルンの金色の吸血鬼。
人間にとっては恐怖の象徴。