
ニコニコとした
「一緒に頑張りましょうね」
いつもの通りやる気だけは一人前だ。
ただ、それが反映されないだけで……
俺はとりあえず買ってきた白いペンキを
「とりあえず劣化が少なく、壁の修繕の必要のない北の外壁にそれ塗ってください」
「北の壁ですね。わかりました」
そして意気揚々とペンキと刷毛を持っていく
……………………心配だ。
だが、俺はそんな思いをしながらも何もしないわけにはいかない。
そう思って罅の入っている個所を探して罅を塞いで――
「うわぁああああぁああ!!」
一体何が……何をしたんだ
あまり酷い事ではないようにと祈りつつ俺は
そこには………………
「う……うう…………」
ペンキのバケツを頭からかぶった
無論ペンキ塗れなのだが、元から白い服装だったため近くで見ないとよくわからない。
「ごめんなさい。ちょっとすべってしまって――」
とりあえず本人に怪我はないようだ。
…………ペンキ塗れではあるが。
「それにペンキを無駄にしてしまって――」
ペンキの事は心配ない。
こんなことはきっと起こるだろうと思ってかなり余分に…………必要な分の二倍ほど買ってある。
「
「あ、そうだね」
ちょっとシャワー浴びてくるねと
「はぁ……」
初日からこれとは……
…………ホント……いつになったら終わるかわからないよな…………壁の修繕。
2008年6月14日に日記に掲載したもの。
[第十六話:
これから壁の修繕が終わるまで
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