
今日は珍しく外に来ている。
俺が外に行くのが珍しいわけではなく、
基本的に
それは
だから
では何故、今日は外に出たのか。
それは
休みの
ついでに
大勢の方が楽しいでしょう? と、ニッコリ言われたら断れない……
そんなこんなで目的地までの移動中。
「そう言えば
「僕? そうだなぁ〜……」
考え込む
「……う〜ん……今のこの状態じゃ、三日が限度かなぁ?」
やはりあまり長い時間外出していられないようだ。
「これでも昔よりは随分マシになった方ですね」
「そうですわね……昔の
「仕方のないことだけどね……」
苦笑する
一万年以上立っているのに、外で活動できるのはたった三日……
それだけ
しばらくして目的地に着いた。
そこには一つの神木があった。
結構立派だ。
「立派な神木ですね」
「そうでしょう?」
なんとなく
ここは識者の館からそんなに離れていない場所にある。
「ここって何か思い出でもあるんですか?」
「はい」
それはそれは嬉しそうだ。
「ここは
「そんな事もあったねぇ〜」
そういえばこの二人婚約してるんだったな。
「二人はいつ婚約を?」
「僕が断罪と執行の神になった時だから……もう一万五千年くらい前かなぁ?」
結構前からだな。
「二人の婚約は
……へぇー。
「わたくしは……いつまでも
その言葉を聞いた時、
…………
だが、その理由を聞くことは出来なかった。
……とても聞けるような状況ではない。
それを聞いてしまう事は今の空気を壊してしまいそうだったから……