
「僕は
「
「だから今の僕は無力なんだよ」
…………そうか……だから、神術がほとんど使えないのか――
その理由が――
「今の僕は
「縮んだ?」
今、物凄いことを聞いた気がする。
「そう。縮んだんだよ。
「じゃ、じゃあ元は――」
「そうだね……元の
「
そ、そうなのか――
「でも、それでも若干低――」
「うるさいよ、
悔しいのだろうか?
「僕は
「
「そして何の力もなくなった僕は断罪と執行の神≠ナあり続けることは出来ないと思った」
「周囲の人は皆止めたんですけどね……」
「だから当時SSランクの采神だった
「
「ええ、違います」
「俺はてっきり――」
「他にやれる人がいなかったんです」
「そして僕は独り寂しく籠ろうと思っていたんですが――」
「当時、唯一残ったSSSランクの神を放置するわけにはいきませんでした」
「周りから物凄い言われたんだよね……」
鬱陶しい――と、舌打ちしながら呟く。
「そして新しく役職が作られたんです。それが、知識と生命の神=v
「その後、管理局の連中が僕の特異性に目をつけて特異点に一つの館を建てた」
「――それが識者の館」
「そう。ここは僕と
「――!!――」
…………そ、
「これは仕方のないことだから……」
………………………………どうしてそんな風に――
割り切れるのは……笑えるのは……やはり、権威のある神だからなのだろうか?
俺では…………とても……………………笑えない。