
相変わらず
この前は食器棚に激突して食器棚ごとぶっ倒してくれた。
でも
頑張られても空回りするだけだし……
そんな
俺はここに来てから結構経つが、
どんなことをしても笑って済ませてしまうのだ……
俺との扱いの差に泣けてくる。
今日も今日とて
気絶しなかった自分を褒めてあげたい。
ホント、他のことには目を瞑るからあの料理だけは何とかしてもらいたい。
でなければ俺の命にかかわる。
イヤ、ホントに……
でも、あの二人は
自分には害がないためスルーだ。
これはあんまりだ。
今も
見た目は真っ黒くて炭のようだ。
とても食べ物には見えない。
何故、二人はこうも無頓着なのか……
どうして
そう思い、ついに二人に聞いてみることにした。
「なんで二人は
それを聞いた
「う〜ん……あれは注意してもなおらないと思うけど?」
「そうですね。あれは本人の体質みたいなものですからね」
そ、それは――
「同じ材料で同じように作っても
炭になるかはともかく、確かにあんな毒物、無害な食料からは作れない。
「う〜ん。それに別にあまりたいしたことないから僕的にはいいかなって」
たいしたことない? あれが!?
そりゃあ確かに
「
「うん」
…………ちょっとおかしくないか?
…………いるのかもしれないな――
「私が彼に注意しないのはただ楽しいから、です」
俺は
「だって、人を苛めるのって結構楽しいですよ」
駄目だこの人――
前から結構イイ性格してるとは思ってたけど……
この人かなりのドSだ……
人を苛めて楽しむなんて趣味が悪すぎる……
さすが
ホンキで泣きたくなって来た。
孤立無援って、こういうことを言うんだな……