
今日も勉強会。
あれから毎日勉強詰めだ。
勿論、俺を次の昇格試験で合格させるため――俺のためだ。
そのため、何も言えない。
今日は
お願いしたのは当然、
だが、ちょっと泣きたい気分になった。
問題は
これは
二人はそうはいかない。
そして、
昇格試験に間に合わせなきゃいけないからね、と笑顔で言った。
その笑顔はちょっと黒かった。
そして休憩時間などほとんどない勉強会が朝から夜まで続いた。
「お疲れ様です」
そう言って
俺はそれを受け取るが、飲もうという気にはなれない。
これを飲んだら止めを刺されそうだ。
本人に悪気は全くなくとも――
「
片手にワイングラスを持った
俺はテーブルに突っ伏した。
もう寝よう……寝なければ…………でなければ、明日持たない……
その日、俺は泥のように眠った。