
不穏な空気をばら撒きながらリビングのソファーに座っている
今日、
それはもう…………近づきたくないというよりも、近づけないような空気を身にまとっている。
原因はアレだ。
昨日届いた手紙だ。
アレが原因で
正直、あまり刺激しないで欲しかった。
怖くてしょうがない。
視線が矢のように突き刺さる。
内容は例によって例の如く『中央会議に出席しろ』という内容だった。
それを見た途端、手紙を握り潰し、機嫌が一気に降下した。
一体、なんでそんなに嫌なんだ……
よくわからないが、以前の恐ろしい記憶が蘇る。
会議室に行き速攻で帰って来たあの時の記憶が――
それは何も知らない俺でもわかることだ。
「また来たんですか?」
後ろから
「…………そう」
「こりないですね。
「私にも来たんですよね」
そう言って手紙をヒラヒラと振る。
「私が行ってくるので
「最初から行く気などない」
「でしょうね」
そんな短い会話をするとすぐに立ちがった。
そして俺の手を引いて部屋を出る。
「……あ、あの…………
「今はそっとしておいてあげて――」
そう言った
聞いて良いのだろうか?
いけない気もするが――
――気になる……
「あの……
「何ですか?」
「
「………………………………責任が取れないからです」
「責任?」
「
…………何かが、俺の知らない何かが
それだけはわかった……