
「さあ、今日も頑張りましょう!」
そう言って指をビシっと立てた。
だが、今日は
「今日は僕がちょっと専門的なことも教えてあげるよ」
だからしっかり聞くようにと釘を刺される。
「
「
「ええ。
「特例?」
「SSSランクの昇格試験を受けられるのは50000歳以上からですが、
それは……
俺とは全く正反対だ。
――というか、
今の姿からじゃとても想像できない。
「
「そんなこともあったねぇ……」
でも
「天才児ともてはやされてて鬱陶しそうにしてましたけど……」
……それが原因?
「昔は真面目な優等生だったんです!」
本人より
ちなみに本人は微妙な顔をしている。
そう言われるのが嫌そうだ。
「もう、過去の話だよ」
やはり、昔の話をされるのは嫌なのだろう。
「ほら、そんなくだらない話はいいから、今から僕が言う事を一言一句漏らすことなく書き記して」
そして朗々と
完全に頭の中に入っているのだろう。
淀みなく告げられる言葉に感心する。
――が、あまりにもスラスラと話すものだからこっちは大変だ。
なんでこんなに詳しいんだと思う。
しかも、何の資料も持たずに自信満々に告げられる言葉に格の違いを思い知らされた。
知識と生命の神と呼ばれる理由がわかった気がした。