
今日も
相変わらず本気で連れ戻す気があるのか分からない。
そう思いながらテラスにいる
「満たされない」
物凄くダルそうにそういったのは
べたーっとテーブルに突っ伏している。
「
いきなり意味不明なことを言い始めた。
どうかしたのか?
そして俺達を見つけた
「今から適当に書物をあさってきてください」
そう言ってぐいぐいと背中を押された。
「へ?」
「
有無も言わさないとはまさにこのことだった。
俺達はそのままテラスを追い出された。
「一体なんなんだ?」
疑問ばかりが浮かぶ。
当然、
呆然としているところに
「どうかしましたか?」
「あ、それが――」
事情を話すと
「それでは仕方がありませんね」
何が仕方ないのか?
「
だからこそ、
やはり何もしていないと暇なんです。
ここでは娯楽はありませんから」
ああ、確かに――
ここには書物以外には何もない。
「今は話し相手に
それが、今――
「では
「行くってどこへ?」
「それは勿論、
そんなものがあったのか……
そう思いながらも俺達は
そこであり得ないほど本を買い込んで持って帰るのに死にそうになった。
だが、意外と怪力の
やはり、警務官は体力が違うのだろうか……?